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6月に入って、梅雨時のはずなのに毎日夏日が続いています。ついつい暑いので水分ばかり取ってしまい、胃腸の調子が・・・という方も多いのではないでしょうか?犬や猫でも同じことが言えます。
特に朝晩の温度と日中の温度の差が急激な日には、かなり調子を崩す子が多いですね。
具体的に言えば、食欲不振・嘔吐・下痢・風邪がよく見られます。
あまりこれが続くようですと心配ですし、獣医さんへ行ってみてもらった方が良いですが、たまにであればこれからお話する点を留意して頂いて様子を見て欲しいと思います。
まず全ての場合にあてはまることですが、冷たい水をあまり飲ませないこと。
食欲のない場合には、食事の時間をいつもより前後してみる。涼しい時には食べる、という子は結構多いです。通常食べているフードよりカロリーの低いものを使ってみる。全く食べない訳でなければ量を減らして、長い時間給餌を行わず、決められた時間だけ与える。間食はしない、といったことです。
次に嘔吐ですが、まずは内容を確認すること。全く食物を受け付けずに吐いている場合は、病気や中毒の疑いがあるので、その場合は別として、たまに黄色い胃液を吐く、食べたものをたまに戻すといったことは胃腸の様子が少し変わってきてもすぐにおこることです。胃液を吐いている場合はまず食事の回数を増やしてみて下さい。1回量は増やす必要はありません。食べた物を戻す場合は次の食事の量を減らすか、絶食させてみて下さい。どちらの場合も水分を多量にとりすぎた結果、胃に負担のかかった場合が多いです。それでも改善しない場合は獣医さんに診てもらうことをおすすめします。
次に下痢。これに対しては予防のほうが良いでしょう。現在ペット用のビヒズス菌やオリゴ糖といったものがかなりいろいろなメーカーから販売されています。こういったものを毎日少量ずつでも摂取していると、腸内に善玉菌が多くなり、調子の良い状態を保てます。腸が活発に働いていると、夏バテそのものが無縁となるといってもいいすぎではないでしょう。また今までよりも食いつきが悪くなったという相談をよく受けますが、老犬でない場合は食べたくない時には無理にあげないで下さい。動物は暑い時には脂肪を減らそうとしますし、寒くなると蓄えようとします。せっかく暑い夏を楽にしようと減量しているペットにせっせとおやつ等を食べさせて太らせてしまったら逆効果です。冬はよく食べ、夏は少食になるのはあたりまえと思って下さい。
最後に風邪です。特に室内犬に目立つのが夏風邪です。暑いだろうとエアコンを一日中かけていると空気は乾燥します。それが鼻の粘膜を乾かしてしまい、お散歩の時などに熱を持った空気を急に入れることで鼻気管炎を起こすケースが多いですね。人間もそうですが、なるべく空気の入れ替えをしながらあまり外気温と差のない所にいた方が夏風邪は防げると思います。
当たり前の話だったとは思いますが、皆様、健康には十分ご注意下さい。
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