11/21 up
11月に入って朝晩の冷え込みがグッと厳しくなってきました。季節はいよいよ冬ですね。
さて、今年の5月「動物の愛護及び管理に関する法律」が改定され、私共のような「動物」を販売している職種の人間にも、販売時に「その個体」に対しての説明が義務づけられました。具体的に言えば、その個体の特性・状態、飼育管理方法といったもので、個人的には今まで口頭でお話していた内容とあまり差異がないものでしたので、軽く考えていたのですが、いざ書面にして説明するとこれが意外と時間がかかる。当然ですが、補足する部分やしつけのお話、ご質問にお答えする時間まで入れると1時間程はあっさりかかってしまいます。当初はしつけの点が説明不足になってしまったり、いろいろ困惑する部分もあったのですが、おおむねこちらも慣れてきました。販売後に電話等で問い合わせが少なくなってきていることからも、結果的には良かったのではないかと感じています。また犬や猫の購入を希望されるお客様のイメージと現実の個体とのギャップが小さくないこともはっきりした気がしました。事前に調べて頂くことは良い事だと思うのですが、書籍やホームページ等がベースになっていると思うのですね。当然自分もいくつか目にしているのですが、玉石混交というべきだと思います。よく読まれている本や、ヒット数の多いホームページの内容が正しいと思うのは、初心者にとっては危険な行為だと言わざるを得ません。例を挙げるとダックスフンドのヘルニアですが、あまり言われている程目にしません。原因とされる長胴短足という点も、チワワやキャバリア等と比較してそれ程際立っているとも言えない気がします。では何故こう説明されているものが多いのか?ですが、これは全体の分母の問題ではないでしょうか。
現在ダックスの飼育率は10%前後といわれている訳ですから、件数だけでカウントしてしまうのは疑問ではないでしょうか。よく“吠える”といわれている犬種も飼育率上位に集中している点も偶然ではないでしょう。
ではどんな情報が比較的評価できるかですが、私個人としては、著者が海外の人であるものが良いと思います。先日購入したもので、ペットライフ社のブルース・フォーグル著「新犬種大図鑑」は是非読んで頂きたい一冊です。価格が6800円と高額な点がタマにキズですが、もしご興味がある方で、お住まいがお近くであれば店舗にいつでも読めるようになっておりますので、お声を掛けて頂ければと思います。分母の大きさと海外と日本での飼育環境の対比はかなり的を得ていると思います。
ワンポイント安曇野店店長
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