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少し間が空いてしまいました。すみません。
今回はドッグフードの選び方についてお話したいと思います。
単純にドッグフードといっても、ドライタイプ・セミモイストタイプ(半生タイプ)・モイストタイプ(缶詰等)と分かれますし、レギュラー・プレミアムという分け方もあります。

すべてに話を及ぼすと長くなりますので、今回はドライフードの話を中心にすすめてみたいと思います。
ドライフードの特性は、まず水分質が少ない点です。一般的に8%程度ですので、開封後の保存は他のフードよりも長期間できます。だいたい1ヶ月位が目安です。(まぁそのフードに含まれる保存料の質や量によっても異なりますが...)ですので購入する時はだいたい1ヶ月分ずつにしてあげて下さい。
よく自分の飼っている犬の給与量が分からないという質問を受けますが、だいたいその犬の体重の1/2が1ヶ月分の給与量と思って頂ければよいと思います。
例えば30.0kgが適正体重である大型犬は30日で約15.0kg食べ、1日あたりが約500g、1食あたりが250g程度となります。
ただし日本で飼育されている犬は運動不足気味ですので、これから2割程度減らしてもらうぐらいで良いと思います。
つまり5.0kg程度の小型犬種は3.0kg以上のフードを購入しても品質の良い状態で食べ終わりませんし、劣化した状態で与え続けると下痢の原因にもなります。
特にこの点は自然派にこだわってプレミアムフードを使用される場合にご注意頂きたいですね。合成保存料を使用していないということは使っている物に比べて劣化は早いですから。
また歯石がつきにくい点もドライフードの優位点です。少し大きめの物のほうが歯には付きづらいのでよいですね。
一部のメーカーでは口内リンスで付着させないといった製品も出てきましたので、どうしても大きめでは食べないという子はそういったものが良いでしょう。

最後にシニアフードについて説明したいと思います。
犬は成長も早いですが、老化も早く訪れます。
この傾向は大型犬ほど早く、5歳程度から兆候は現れます。
見た目にはまだまだ若々しく健康的な子も多いでしょう。
しかし腸内細菌は徐々に善玉菌が減り始め、軟骨成分も痩せ、免疫力も低下してくる等、一生の中での節目にあたってきます。
そういった点をカバーするためのフードが"シニア"です。
高齢犬用ととられがちですが、老化予防用と認識して頂いて、早目の切り替えをオススメします。
最後になりましたが、11月10日(時間未定)に安曇野店にて"健康セミナー"を行います。入場は無料で当日はアイムス社の専従の獣医師の先生も見えます。
是非参加頂きたくさんの質問を頂ければと思います。
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