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さて前回どの様に自分が飼う犬を選択していくかを書きました。
今回は購入した仔犬・仔猫の飼い方をアドバイスしたいと思います。

まず購入する前にして頂きたいことですが、生後2〜3ヶ月の仔犬・仔猫を迎える場所に小さなおもちゃや薬品類・食品等を置かないで下さい。
動物は人間の赤ちゃん同様何でも口に入れて確かめようとします。
金属やプラスチックなど危険なものでもおかまいなしです。
「いたずらしてるな。」程度に考えて放っておいて誤飲したというケースもしばしばあります。
シンプルにしておくことが一番です。
ペットショップ等で入手された場合は簡単なキャリーケースなどに入ってくる場合が多いと思いますが、ブリーダーや知人などから譲られた場合などは必ずキャリーケースを用意して下さい。
「狭くてかわいそう」と思って車の中を自由にしていたら車酔いした。
初めての自動車で興奮しすぎてしまい、車を降りてから体調を崩したという話も聞きます。

車嫌いな子や車酔いする子のほとんどは幼児期の車に対するトラウマがあるようですね。

そして家庭に着いたらすぐにトイレの場所へ連れて行って下さい。
犬は市販のシーツだけを置いて、猫は砂を入れたトイレを用意して飼い主さんは姿を隠して下さい。
猫はトイレが大きすぎなければだいたい失敗はないと思いますし、犬もシーツを何枚か広めに用意してあげると上手にできます。
失敗しても怒らないで下さい。トイレを見つかると怒られると思うと、飼い主の目を盗んでするようになります。

最初の1日目はせいぜいケージから出して遊ぶのは1時間程度。
その後2週間ぐらいの間はせいぜい出しても2時間ぐらいにします。
そうすることでサークル、ケージ等の中が安全なテリトリーであることを認識します。
この時に大事な事ですが、鳴いても決してケージから出したり、抱き上げたり、声を掛けたりしないで下さい。
特に犬の場合学習能力が非常に発達した動物です。
要求に答えてもらう方法として覚えてしまうと後に問題行動となります。
最後に睡眠は健康を維持するために必要不可欠です。
寝ている時には決して起こさないで下さい。

以上ですが、どれも難しいことをして欲しいといったものではありません。
むしろ手を掛けすぎないということを忘れないでほしいのです。
犬も猫も幼児期は短く、半年もすると成犬・成猫と変わらなくなってきます。
しかしながら、こちらは仔犬・仔猫だからと思って行ってきたことも、大きくなると何故させてもらえないのかペットは理解できません。
これが問題行動に移行していくのだと考えます。大きくなってからも変わらない接し方で幼児期から過ごしていくことが一番の愛情だと思います。
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