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最近よく相談を受ける内容に「いつもできていた事が急にできなくなる」というのがあります。
特に多いのがトイレの相談なのですが、「普通にトイレへ行ってするのだけれども、ごく稀に失敗する。そういう場合は不可解な行動をとるのだけれども、これは一体?」という内容ですね。
動物は結果から学習していきます。
おそらくたまたまトイレを失敗し、それを失敗した時に相当大きな反応を飼主が示したのではないでしょうか。大きな声を出したり、怒ったり、動揺している様子を、ペットに見せているのではないでしょうか?
この事がペットからしてみると「飼主の関心を自分に集める行動」として「学習」されてしまう訳です。
こういう子によく当てはまる性格の子は社交的で愛想がよく、自分に好意を示してくれる人であれば誰でもよく、世渡り上手な子が多いように感じます。
普段が「良い子」であるため、オーナーも厳しく接する事をためらっているのでは、と感じることがしばしばあります。
そこで対処法ですが、あくまで平静に片付け、ペットはケージにしまって、しばらく接しない、ということを繰り返して下さい。
上記の様な子は、実は頭の良い子だと思います。
ですので自分の行動が裏目に出たことを理解するのが早いんですね。
ただし、オーナーから離れることを極度に恐れて行動する分離不安の子の場合は上記の対処法では逆効果になることもあります。
一つの問題行動であっても、原因が違うと、対処法は全く異なるということだけでも理解して頂けると、お手持ちの躾の本も、生きてくるかもしれませんよ。
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