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例年にない酷暑でお散歩に行くのもおっくうだという飼い主さんも多いことでしょう。
お散歩のあと、体調がおかしくなり、病院で診察の結果、熱中症と診断された。というお話も聞きましたし、室内でも帰ってきたらぐったりしていて翌朝には死亡してしまった等々実は非常に身近な病気でもあるのです。
また、年齢的にもあまり活動が少なくなり、水分の補給をあまりしなくなってきた老犬・老猫や子犬もまた危険因子は高いです。
ここでいくつか気を付けておいた方がよいケースを書きとめておきます。
1.室外で飼育していて、日陰がない。またコンクリートを敷いてある。大変危険な状況です。犬は地面を掘ってお腹を冷やすことで危機を脱しようとします。この時に下がコンクリートで血が出るまでコンクリートをひっかいていたという話もありました。
日陰は“よしず”や建物の陰で飼育すれば熱いと感じれば犬はそこでじっとしています。
水を沢山おいておけば良いという訳ではありません。
2.日あたりの良いアパートやマンション、又は家庭の2階以上の所で飼っている。
このケースは猫も多いと思いますが、もともと砂漠で生活していた動物だけに陰が出来る場所さえあれば問題はありません。
むしろエアコンを強くしすぎると下痢をすることにもなりますので注意して下さい。
さて、一番の問題対象はケージ等で飼育されている小型犬です。
できればケージの場所を廊下や玄関近くの夕陽のささない所に置き、換気扇を回して下さい。これだけで大分違ってきます。
3.車内に残している。
最近は以前程ではありませんがそれでもまだ目にします。
この行為は夏場には大変危険です。15分後に戻ったら脱水症状を起こしていたケースもありました。
また、エアコンをつけてあっても、いたずらして切ってしまった犬もいました。5分以上車を離れることはこの時期絶対にやめましょう。
それでもぐったりしている様な場合があれば内股を冷たいタオルで冷やし、すみやかに動物病院へ連れていきましょう。
残念ながら様子を見ることはこの場合致命的になることになります。
くれぐれも事故のないことを心より祈ります。 |
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