10/26up
皆さんは猫についてどの様なイメージをお持ちでしょうか?
だいたいの方が、家から出たり入ったりしていて、ケンカや事故で怪我さえしなければ、あまり病院に行くこともない動物。
繁殖力が強くて、去勢や避妊をしなければすぐに増えるといったところでしょうか。
確かにあまり病気の症状を呈することは少なく、実際に保健会社の掛け金も猫の方が犬より安く設定されていることの方が多い事からしても、あまり病気とは無縁に思えます。
ところが猫の方がワクチンで予防できるウィルスが少なく、特に猫エイズのように感染しても症状が長期間表れない病気もあります。
ちなみにエイズといっても人には感染しません。
ですが、人間のエイズウィルス同様免疫機能がいちじるしく低下しますから、ちょっとした細菌等でも感染すれば重症化することがあります。
一番恐い事は明確な治療法がない事です。
感染を予防する方法も屋外に出さない様にして他の猫に接触させない事以外ありません。

また、交通事故にあう猫も後を断ちません。
猫は車のヘッドライトを見てしまうと幻惑を起こして体が動かなくなってしまうためと言われています。

それに一番社会問題化しているのが捨て猫です。
まだ、目も開いていない子猫を捨てる人の気持ちは理解できませんが、勝手に生んでしまったからというのが言い分でしょう。
あまり知られていないのですが、雌猫は交配時の刺激によって排卵し、ほぼ100%妊娠します。
つまり交配する時期をあまり選ばない訳ですから、どんどん子猫が生まれてしまう訳です。

はっきり言っておきますが動物を捨てる事は犯罪です。
見つかれば処罰されますし、そもそも去勢も避妊もせずに外に出したのは飼い主さんな訳ですから勝手に生んだは通りません。

ではどうやって猫と付き合う事がベストと言えるかですが、まず成長期が終った頃に去勢、避妊を行うこと。
あまり早すぎると問題ですが、子猫の時期にはあまり外に出たがりません。
外の世界を知らないうちがベストです。
ちなみに去勢してある猫は何故かケンカを売られません。
ただし去勢、避妊を行うと必ずといっていい程、肥満がついてまわります。

現在どこのメーカーでもライト・低カロリー・ダイエットといった名柄があります。
こういったものを与えたほうが良いでしょう。
猫は大きな病気さえしなければ15〜20才と犬よりも長生きする動物です。
ですが、あまりそういう印象は薄いと思います。
一番大事なことはちゃんと飼育・管理を行う意識をしっかり持って猫を飼うべきということですね。
   
 
※ワクチン接種で予防できる病気(ウィルス性)
  ネコウィルス性鼻気管炎・ネコカリシウィルス感染症・ネコ伝染性陽炎(ネコパルボ)・ネコ白血病ウィルス感染症(ウィルス性以外)・クラミジア症
※予防できない病気(ウィルス性)
  ネコ免疫不全ウィルス感染症(ネコエイズ)・ネコ伝染性腹膜炎
※中毒を起こす危険のある食品
  ネギ類・チョコレート類・貝類(重度の皮膚病)・青魚(アジ・イワシ・サンマ等少量では問題ない)・生卵・牛乳