今年は暖冬ということもあり、あまり例年のような厳しい寒さはありませんが、この時期シャンプーの後に犬や猫に風邪をひかせてしまった経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。当然ですがペットも湯冷めはしますし、嫌がっているペットに長くシャンプーを行うことは過剰にストレスをかけてしまいます。これも風邪の原因です。
今回は手早くシャンプーを行うコツを載せておきます。
まず最初にトイレを済ませておきましょう。温かいお湯の中で便意をもよおすことはよくありますし、せっかく洗ったところでよごれてしまったらまたやりなおしです。
次に手早くブラシを入れます。この時はコームを利用するとよいでしょう。シャワーをかけてからプラシを入れる人もよく見うけますが、毛玉ができているような場合、お湯をかけてしまうと時間がかけてほぐさなければいけません。
先に毛玉は取り除いておきましょう。
ここでシャワーをかけるのですが、まだあまり経験のないペットでしたらシャワーヘッドを体にあててからお湯を出して下さい。こうするとお湯を怖がることが少なくなります。
お湯の温度の目安は38度。犬や猫の体温と同じにします。必ず予洗を行い砂や汚れを取り除きます。 (予洗:シャンプー等の薬剤を使わず、お湯のみで洗うこと。)
予洗がしっかりできたらシャンプーをかけて毛をきれいに洗いましょう。汚れのひどい場合は2度洗いします。
よくシャンプーを洗い流したらリンスをします。まんべんなくゆきとどいたらサッと流します。 皆様から受ける質問にリンスは本当に必要か?というのがありますが、した場合汚れや臭いが付きにくくなります。すぐに汚れないためのリンスという点も憶えておいて下さい。
リンスを流して手早く乾かすのですが、まずタオルでよく水をふき取ること。その後ドライヤーを使うと大分時間が短くなります。長毛種であればスリッカーブラシを使うとふんわり仕上がってよりよいでしょう。
年末年始のお休みで洗ってあげようとお思いの方は多いと思います。しかしながら万一風邪をひかせてしまうとこの時期ほとんどの動物病院がお休みになることを覚えておいて下さい。ちなみに当店は1/1より営業しておりますが、一番この日多い問い合わせが、風邪ひいたのですが診療していただける病院は?という事だけ付け加えておきます。
本年はこれで最後となりますが、来年が皆様にとりましてよい年でありますように。 |